「これ、どこで撮ったっけ?」家族写真で遊ぶ写真ゲームのやり方

2026年10月 · 読了7分 · 子育て

家族ゲームの夜といえば、いつも戸棚にある同じ三、四種類のゲーム、という家庭は多いのではないでしょうか。楽しいけれど、結末はもうみんな知っています。実は、スマホの中にもっといいゲームが眠っています。自分たちの暮らしの中で撮った写真を見せて、「どこで撮ったでしょう?」とみんなで当てるゲームです。

準備はいりませんし、問題を考える必要も、ゲームの箱もいりません。しかも、買ってきたゲームでは決して生まれないものが生まれます。「え、ここ行ったっけ?」という一言と、そのあと十分間続く思い出話です。この記事では、7歳から70歳まで年齢がばらばらの家族でも盛り上がる、きちんとした遊び方を紹介します。

自分たちの写真だからクイズが面白くなる

地理クイズは、勉強した知識を試すものです。一方、自分たちの写真で遊ぶゲームは、体験してきたことを試すものなので、不思議と全員が同じ土俵に立てます。親はカメラを構えていて標識なんて見ていなかったので、10歳の子どもが親に勝つこともあります。おじいちゃんやおばあちゃんは、40年前に行った海岸をひと目で言い当てて、みんなをあっと言わせるかもしれません。

うまくいく理由はもうひとつあります。答えが地図上のただの点では終わらないことです。答え合わせのたびに思い出話がついてきて、むしろそちらが主役です。点数は、みんなが身を乗り出すためのきっかけにすぎません。

用意するもの

基本のルール

  1. 最近誰も見ていない写真を選びます。お気に入りではなく、ランダムに選びましょう。
  2. 全員に同時に見せます。選んだ人はヒントを出さないこと。
  3. 予想はこっそりと。それぞれ、写真が撮られたと思う場所を、ほかの人に見えないように地図に記します。内緒にするのが大切です。見えてしまうと、最後の人が最初の人の真似をするだけになってしまいます。
  4. みんなで一斉に公開します。全員の予想を同時に地図に表示してから、本当の場所を見せます。
  5. いちばん近かった人がそのラウンドの勝ちです。距離がもっとも単純で公平な基準です。
  6. 次の写真に行く前に、おしゃべりを。ここを飛ばしてしまう人が多いのですが、いちばん大切なところです。

5〜15ラウンドがちょうどいい長さです。5回より少ないと物足りず、15回を超えると小さな子が飽きてしまいます。

年齢がばらばらでも楽しめる工夫

家族で遊ぶゲームでは、全員が対等というわけにはいきません。ちょっとした工夫で、みんなが楽しめるようになります。

タイマーで公平に

カウントダウンがあると、慎重にじっくり考える人のせいでゲームが止まることもありませんし、自信たっぷりの大人が考えを声に出して、ほかの人を誘導してしまうのも防げます。サクッと遊ぶなら30秒。小さな子や、写真の背景をじっくり観察したい人には60秒がやさしい設定です。細かいところまで目を凝らしながらのんびり楽しむ夜なら、90秒がおすすめです。

1台の端末で2人1組のチームに

5歳から大人までいる場合は、ペアを組みましょう。子どもとおじいちゃん、中学生と弟や妹など、1つのピンを2人で相談して決めます。この話し合いが楽しさの半分です。まだ地図が読めない子が、ひとりで悩むこともありません。

子どもに地図係をまかせる

学校で地図や地球儀を見る機会が多いので、子どもの方が大人より地図に詳しいこともよくあります。その得意分野を正式な役割にしてしまいましょう。ズームと場所選びは子ども、手がかりの説明は大人の担当です。

強い人には、さりげなくハンデを

いつも同じ人が勝ってしまうなら、写真をたくさん撮った人だけ「持ち時間は20秒」にするなどのルールを試してみてください。毎週同じ優勝者が並ぶ表なんて、誰も見たくありません。

うまくいくわが家ルール

見られたくない写真があるときのコツ:先に写真をざっと確認しておくか、遊ぶ年やアルバムを絞りましょう。ゲームの夜は、まだ誰も心の準備ができていない古い写真に出会う場ではありません。

写真の選び方

このゲームに向いているのは、わかりやすい名所ではありません。エッフェル塔の写真なんて、全員への大サービスになってしまいます。盛り上がるのは、こんな写真です。

自分たちの暮らしの中の写真なので、他人にはなんでもない場所が、家族にとっては難しくて、おかしくて、ちょっと胸にくる問題になります。ひとつの旅行、ひとつの夏、ひとつの年に絞って遊ぶと、ゲームにまとまりと物語の流れが生まれます。

写真のほとんどが同じ町のものだったら?

家の近くで撮ることが多い家族はたくさんいます。写真がすべて車で一時間圏内なのに、大陸単位の予想しか評価されないのでは意味がありません。そこで、写真が実際にある地域を基準にして近さを採点すれば、正しい地区を選べたこともちゃんと得点になります。手書きで採点するなら、自分たちの地域に合った距離の区切りを最初に決めておきましょう。

手軽に遊ぶなら PhotoGuessr

印刷した地図とアルバムがあれば、ここまでの遊びは全部できますし、実際に楽しめます。ただ、写真を選び、答えを隠し、距離を測る作業は、7歳の子を待たせながらだと意外と大変です。

PhotoGuessr は、その手間を代わりにやってくれる、iPhone と iPad 向けの無料の家族向けゲームです。あなたのライブラリから位置情報つきの写真を選び、全員に写真を見せ、各プレイヤーがこっそり地図にピンを置きます(30秒・60秒・90秒のカウントダウンはお好みで)。そのあと全員のピンを一緒に公開し、それぞれの予想がどれくらい離れていたか、ラウンドの勝者、そして場所の名前と日付を表示します。ラウンド数は5・10・15回から選べて、最大8人で遊べ、特定の年やアルバムに絞ることもできます。ボーナス問題では年を当てることもできます。広告もアカウント登録も課金もなく、写真は端末の外に出ません。AirPlay でテレビに映せば、部屋じゅうのみんなで遊べます。

本当のごほうび

誰が勝ったかは、きっとすぐ忘れてしまいます。けれど、3歳のころの海辺を娘さんがぴたりと当てたことや、お父さんがリスボンの街並みをナポリだと言い張ったこと、そして誰かが「あの旅行、すっかり忘れてた」とつぶやいたことは、ずっと覚えているはずです。勝負は軽く、会話はたっぷりと。そうすれば、このゲームは本来の役目を果たしてくれます。家族みんなで振り返る、きっかけをくれるのです。

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