2026年版 イギリスで使えるおすすめ天気アプリ比較:雨・レーダー・警報

2026年9月 · 8分で読める · 天気

イギリスの天気は、ひとつの状態が長続きしません。晴れた朝が昼には突風まじりになり、にわか雨は15分ほどで通り過ぎ、「午後は弱い雨」という予報が、実際には短い雨が2回と長い曇り空だった――ということもよくあります。本当に知りたいのは「今日は雨が降るか」よりも、「次のにわか雨の前に駅までたどり着けるか」なのです。

このガイドでは、2026年にイギリスのiPhoneユーザーがよく比較する6つのアプリ、Met Office Weather Forecast、BBC Weather、Appleの天気アプリ、CARROT Weather、Acme Weather、Cloudmesh Weatherを取り上げます。それぞれの強み、料金、雨の通知、公式の気象警報、そして位置情報の扱いを見ていきます。

イギリスの天気アプリに本当に必要なもの

イギリスの天気の多くは、前線やにわか雨の連なりとして大西洋からやってきます。こうした海洋性の気候だからこそ、次のような機能が重要になります。

6つすべてで一番というアプリはありません。だからこそ、2つのアプリを使い分ける人が多いのです。

Met Office Weather Forecast

Met Officeはイギリスの国立気象機関で、その無料アプリは同機関の予報にいちばん直接アクセスできる手段です。1時間先から7日先までをカバーし、雨や雪の確率、体感温度、風と突風、UV、視程、湿度、大気汚染を確認できます。インタラクティブな地図では降水、過去6時間の雨、悪天候の状況を表示でき、短い動画予報も用意されています。

最大の強みは警報です。Met Office自身が発表するNational Severe Weather Warningsを即時通知で受け取れ、イギリスではこの警報について同機関以上の権威はありません。3月から9月までの地域別花粉予報も、花粉症の人には非常に便利です。

その代わり、広告が表示されます。アプリは広告付きで無料、年額7.99ポンドの購入で広告を消せます。App Storeの紹介では、1分単位の雨の通知よりも、1時間ごとの降水確率と降水マップが中心です。

BBC Weather

BBC Weatherは無料で、イギリス国内では広告もありません。イギリス国内の地点や主要都市について、14日先まで1時間ごとの詳細を提供し、降水確率、体感温度、ホーム画面ウィジェットも備えています。任意のBBCアカウントを使えば、最大10か所の保存地点を同期できます。

よく誤解されている点があります。BBC Weatherの予報はMet OfficeではなくMeteoGroupと共同で作成されており、BBCは2018年に予報の提供元を切り替えました。一方、アプリ内の警報はMet Officeのもので、保存した地点に合わせて届きます。つまり、別の提供元による予報と公式の警報を、すっきりとしてなじみのある広告なしのアプリでまとめて見られるわけです。Met Officeのアプリと同様、雨の降り出し時刻よりも1時間ごと・1日ごとの予報が中心です。

Appleの天気アプリと、Dark Skyのその後

iPhoneを持っていれば、Appleの天気アプリはすでに入っています。無料で、10日間予報、対応地域での1時間以内の降水予報、大気質、地図、悪天候の警報、ウィジェットなど、多くをカバーしています。多くの人にとっては、これで十分でしょう。

今も検索する人が多いので、少し歴史を振り返っておきます。「8分後に雨が降り出します」という表示で有名になったのがDark Skyです。Appleは2020年にDark Skyを買収し、Dark Skyアプリは2023年1月1日に提供を終了しました。

限界は、情報の深さと細かな調整にあります。1時間以内の降水予報は地域の対応状況に左右されるため、住んでいる場所で使えるか確認しておきましょう。設定の自由度よりもシンプルさを重視した作りなので、予報がどれくらい確かなのかを知りたいなら、専門アプリのほうが一歩踏み込んでいます。

CARROT Weather

GrailrのCARROT Weatherは、この比較の中でいちばん個性的なアプリです。予報はまじめな「プロフェッショナル」から「オーバーキル」まで5つのパーソナリティで届き、Apple Design AwardとAppleの「App of the Year」を受賞しています。iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Vision Proに対応しています。

有料プランにすると、本格的なツールに変わります。Premium(米国では月額4.99ドルまたは年額19.99ドル)では、The Weather Channel、AccuWeather、Appleの天気などのデータソースの追加、降水や気象警報の通知、ホーム画面とロック画面のウィジェット、Apple Watchのコンプリケーション、天気マップ、レイアウトの自由なカスタマイズが使えます。Premium Ultra(最大で年額39.99ドル)では、雨・雷・雷雨セルの通知、超高解像度レーダー、複数モデルの予報が加わります。ほかにPremium MiniとPremium Familyもあります。イギリスでの価格は異なるため、App Storeで確認してください。

細部まで自分好みに設定するのが好きで、サブスクリプションに抵抗がないなら、CARROTは素晴らしい選択です。検討すべきなのは、何年も使ううちに積み重なる費用です。

Acme Weather

Acme Weatherは、Dark Skyの開発者たちによる新しいアプリです。最大の特徴は、予報の不確かさに正直であること。メインの予報と並べて別の予測シナリオを表示するので、その予報がどれくらい信頼できるかがわかります。カスタム通知を含む通知機能、コミュニティからの報告、地図も備えています。

最初の2週間は無料で、その後は年額25ドル(ファミリーは年額50ドル)です。Acmeは、位置情報の履歴を保存せず、第三者によるトラッキングも行わないとしています。Dark Skyが恋しい人は、試してみる価値があります。

Cloudmesh Weather

Cloudmesh Weatherは、このブログを運営するBlue Flame Gamesのアプリです。その点を踏まえてお読みください。このアプリは、イギリスの天気でいちばんよく浮かぶ疑問、「雨はいつ降り出して、いつやむのか」に答えるために作られています。

現在地について1分単位で答え、雨が降り出す前に通知します。通知は無料で、雨、悪天候、気圧の変化、気温のしきい値に対応し、おやすみ時間や都市ごとの設定もできます。なお、今後1時間の1分ごとの降水グラフはPremiumの機能です。予報の裏側では、Cloudmeshが独自に39の気象データソースを組み合わせています。レーダー、約30か国の気象観測網、複数の予報モデルなどを統合したものです。「信頼度リボン」を見れば、モデル同士の予測が一致しているかどうかがわかります。

さらに、選んだ都市に追従する無料のリアルタイムレーダー、大気質のナウキャスト、UV指数、花粉リスクの推定(花粉の実測値ではなく、天気から推定したもの)も利用できます。ホーム画面とロック画面のウィジェットは24種類で、傘、通勤、服装のアドバイスなどがそろい、アプリ内にはランニング、サイクリング、セーリング、ガーデニング、洗濯などのカードが約30種類あります。Apple Watchでは、1つの画面に気温と雨の降り出し・やむ時刻が表示され、天気に合わせて表情が変わるアニメーションの「Cloud Buddy」が寄り添います。希望すれば、匿名の気圧データを共有するコミュニティの気圧ネットワークに参加することもできます。

無料版には、現在の天気、1時間ごとと10日間の予報、レーダー、通知、そして一部のカードとウィジェットが含まれ、最大2都市まで使えます。7日間の無料トライアルでPremiumを試せ、Premiumはサブスクリプションではなく一度きりの買い切りです。アカウントは必要ありません。

プライバシーについて率直に:Cloudmeshにはアカウントも広告も第三者の解析ツールもなく、位置情報を販売することもありません。予報はCloudmesh独自の予報サービスから届き、サービスには粗くした位置情報が送られます。雨の通知のために、サービスは正確な位置情報を最長6時間だけ保持し、その後は約10kmのおおよその範囲だけを最長30日間保持します。すべての通知をオフにすると、これらのデータは削除されます。個人を特定する情報とは結び付けられず、データはヨーロッパで保管されます。詳しくはCloudmesh Weatherのページをご覧ください。

正直に言えば、限界もあります。Cloudmeshはこの比較のどのアプリよりも新しく小規模で、公式の警報サービスではありません。イギリスの悪天候警報についてはMet Officeが権威なので、Met OfficeのアプリかBBC Weatherも併用することをおすすめします。CARROTとの詳しい比較は、Cloudmesh Weather と CARROT Weather を比較(2026年):雨通知・ウィジェット・料金をご覧ください。

ひと目でわかる比較表

アプリ 料金 雨の通知 警報 ウィジェット アカウント
Met Office 無料(広告あり)、広告なしは年7.99ポンド 記載なし(1時間ごとの降水確率) Met Officeの公式警報 記載なし 記載なし
BBC Weather 無料、イギリスでは広告なし 記載なし(1時間ごとの降水確率) Met Officeの警報 ホーム画面ウィジェット 任意
Appleの天気 無料、標準搭載 1時間以内の降水(対応地域) 悪天候の警報 あり 不要
CARROT Weather 無料、Premium年19.99ドル、Ultra最大年39.99ドル 有料プラン Premiumで対応 Premiumで対応 記載なし
Acme Weather 2週間無料、その後年25ドル カスタム通知 記載なし 記載なし 記載なし
Cloudmesh Weather 無料版あり、Premiumは買い切り 無料(1分ごとのグラフはPremium) 悪天候の通知 24種類 不要

料金は2026年9月時点のApp Storeの情報です。CARROTとAcmeは米国での価格を記載しています。「記載なし」は、App Storeの紹介でその機能が強調されていないという意味で、機能がないという意味ではありません。

選び方

長期的な費用も考えておきましょう。年額のサブスクリプションは手頃に見えても積み重なります。買い切りは最初の出費が大きい代わりに、その後はかかりません。無料アプリの中には広告が表示されるものもあります。そして、答えが目に入る場所に置くことです。ロック画面の雨ウィジェットやApple Watchのコンプリケーションがあれば、「調べる」が「ちらっと見る」に変わります。多くの人にとっての最適解は、公式警報の情報源と、日々の雨を任せられるアプリの2本立てです。

プライバシー:位置情報はどう扱われるか

現在地の予報を表示するアプリは、何らかの形で位置情報を予報サービスに送る必要があります。違いが出るのは、精度、保存期間、あなた個人と結び付けられるかどうか、そして広告が関わるかどうかです。

確認しておきたいこと:天気アプリを入れる前に、App Storeページの「Appのプライバシー」欄を読んでおきましょう。その時々の居場所に合わせた通知には、保存した街の予報よりも多くの位置情報アクセスが必要です。そのアクセスは、通知を頼りにしているアプリだけに許可するのがおすすめです。

まとめ

イギリスの公式警報のためには、Met OfficeのアプリかBBC Weatherを入れておきましょう。Appleの天気は、最初から使える優秀な無料アプリです。CARROT Weatherはカスタマイズ好きの人に、Acme WeatherはDark Skyのチームによるよく考えられた新しい選択肢です。次のにわか雨がいつ降り出していつやむのかがいちばん気になり、サブスクリプションより買い切りを選びたいなら、Cloudmesh Weatherはまさにそのためのアプリです。